- 馬が引退すると、お金は「引退精算」で分配され、運用が終わる
- 引退した馬の行き先は、調教師や牧場などと相談して決まる。行き先を知らせないクラブがある
- 出資馬がいなくなったあとも、会費がかかるクラブとかからないクラブがある
出資した馬が、レースを引退するときがきます。そのとき、お金はどうなるのか、馬はどこへ行くのか、そして会費はどうなるのかを、クラブの公式サイトに書いてある内容でまとめます。
しくみは、クラブごとに違います。この記事は、各クラブの公式サイトの2026年10月時点の内容です。
引退精算のしくみ
馬が引退すると、その馬の運用が終わります。クラブは、これまでの分を計算し直して、残ったお金を会員に分配します。これが「引退精算」です。言葉の意味は用語集にもあります。
DMMバヌーシーの公式サイトでは、引退精算の分配に、次のお金が含まれると案内されています。
- 競走馬登録抹消給付金と、その付加金
- 売却代金
- 保険金
- 引退にともなう保険料の解約返戻金
- 引退にかかる事故見舞金
- JRAなどからの源泉精算金と、クラブ法人からの源泉精算金
- 消費税の精算金
- 運用開始のときに預けたお金のうち、使わなかった分
サンデーサラブレッドクラブでは、維持費出資金の初回金(1口あたり25,000円)も、引退のときに精算されて、返ってきます。
引退精算はいつ届く?
| クラブ | 引退精算の時期 |
|---|---|
| サンデー | 維持費出資金の自動振替月の末日に、支払われる |
| 広尾 | 引退精算書は、通常、引退した月の2か月後の中旬ごろに届く |
| DMMバヌーシー | 引退した月の翌月に金額が決まり、通常はその翌月に分配される |
| ノルマンディー | マイページに、引退精算が終わった翌月の上旬まで、出資馬と口数が表示される |
引退した月の2か月後ごろが、ひとつの目安です。源泉税は、広尾では引退精算か、毎年8月の年次分配で戻ります。
引退した馬は、どこへ行く?
広尾サラブレッド倶楽部の公式サイトには、「引退した愛馬の行き先を知りたい」という質問への回答があります。
- 行き先は、馬の状態や受け入れ先をふまえて、調教師や牧場などと相談して決まる
- 引退と同時に、馬の持ち主が第三者に移ることもある
- 原則として、行き先の案内は行っていない
シルク・ホースクラブでは、牝馬は、6歳の3月末が、引退と運用の終了期限です。引退のとき、成績にかかわらず、提供先が、募集価額の総額の10%にあたる額(税込)で買い戻す特約があります。牡馬には、引退する時期の決まりはありません。
馬が引退したあとのことは、クラブによって違います。気になる人は、申し込む前に、クラブに問い合わせておくと安心です。
引退のあと、会費はどうなる?
出資馬がいなくなっても、月会費がかかるかどうかは、クラブで違います。
| クラブ | 出資馬が引退したあとの会費 |
|---|---|
| 広尾 | 退会の手続きが終わるまで、一般会費が請求される。退会するときは、クラブへの連絡が必要 |
| ターファイト | 出資馬がすべて引退しても、退会の申し出がなければ、一般会費が続く |
| 東京サラブレッドクラブ | クラブは、退会の処理をしない。退会するときは、メール、書面、FAXのいずれかで連絡が必要(電話だけは受け付けていない) |
| ノルマンディー | 手続きをしなければ、会費はかからない。新たに出資すると、その時点から会費がかかる。1年以上出資馬がおらず、続ける意思の表示もないときは、退会したものとみなされる |
会費がかかるクラブでは、出資馬がいなくなっても、退会の手続きをしないかぎり、会費の請求が続きます。続けるつもりがなければ、クラブへ連絡してください。
申し込む前の確認
- 引退のとき、お金がどのように精算されるか(初回金の返金、売却代金など)
- 牝馬の引退の期限など、運用が終わる時期の決まり
- 出資馬がいなくなったあとの、会費の扱い
お金のしくみは、費用の記事と用語集で、あわせて確認できます。分配金の受け取りは、分配金はいつ振り込まれる?にまとめています。
引退精算と引退後は、各クラブの公式サイト(DMMバヌーシー、サンデーサラブレッドクラブ、広尾サラブレッド倶楽部、シルク・ホースクラブ、東京サラブレッドクラブ、ノルマンディーオーナーズクラブ、ターファイトクラブ)をもとにしています(2026年10月31日確認)。
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