この記事のポイント
  • POGの期間にあたる2歳GⅠと3歳春のGⅠ(8レース)の、2016〜2025年の勝ち馬80頭の馬主を数えた
  • 80回のうち46回、57.5%が一口馬主クラブの馬。オークスは10回中9回
  • 勝ったクラブの馬の9割近くは、サンデー・社台・キャロット・シルクの社台グループ系4クラブ

POGで指名する馬を選ぶとき、「クラブの馬を中心に選ぶべきか」は多くの人が迷うところです。そこで、POGの期間に行われるGⅠの勝ち馬の馬主を、最近10年分数えてみました。

調べたレース

POGの期間は、2歳のデビューから翌年の日本ダービーまでが一般的です。その間のGⅠ、8レースを対象にしました。

  • 2歳GⅠ:阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス、ホープフルステークス
  • 3歳春のGⅠ:桜花賞、皐月賞、NHKマイルカップ、オークス、日本ダービー

「クラブの馬」は、勝ち馬の馬主がクラブ比較に載っている名義(サンデーレーシング、キャロットファームなど)のものとして数えています。

レースごとのクラブの馬の勝利数

レースクラブの馬勝ったクラブの馬
阪神JF5 / 10ソウルスターリング、ラッキーライラック、レシステンシア、リバティアイランド、アスコリピチェーノ
朝日杯FS4 / 10サリオス、グレナディアガーズ、ジャンタルマンタル、カヴァレリッツォ
ホープフルS6 / 10レイデオロ、タイムフライヤー、サートゥルナーリア、キラーアビリティ、レガレイラ、クロワデュノール
桜花賞6 / 10アーモンドアイ、グランアレグリア、デアリングタクト、スターズオンアース、リバティアイランド、エンブロイダリー
皐月賞7 / 10アルアイン、エポカドーロ、サートゥルナーリア、エフフォーリア、ジオグリフ、ソールオリエンス、ミュージアムマイル
NHKマイルC5 / 10メジャーエンブレム、アエロリット、ラウダシオン、シュネルマイスター、ジャンタルマンタル
オークス9 / 10シンハライト、ソウルスターリング、アーモンドアイ、ラヴズオンリーユー、デアリングタクト、ユーバーレーベン、スターズオンアース、リバティアイランド、チェルヴィニア
日本ダービー4 / 10レイデオロ、シャフリヤール、タスティエーラ、クロワデュノール
まとめクラブの馬割合
2歳GⅠ(30回)15回50.0%
3歳春のGⅠ(50回)31回62.0%
合計(80回)46回57.5%

2歳GⅠは半分、3歳春のGⅠになると6割以上がクラブの馬です。特にオークスは、10年で9回クラブの馬が勝っています。反対に、日本ダービーは10回中4回と、8レースの中では少なめでした。

どのクラブの馬が勝っているか

名義(クラブ)勝利数
サンデーレーシング19
キャロットファーム9
社台レースホース7
シルクレーシング6
ノルマンディーサラブレッドレーシング2
DMMドリームクラブ、サラブレッドクラブ・ラフィアン、ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン各1

46勝のうち41勝が、サンデー・キャロット・社台・シルクの社台グループ系4クラブの馬です。一方で、デアリングタクト(ノルマンディー)、ユーバーレーベン(ラフィアン)、エポカドーロ(ユニオン)のように、社台グループ以外のクラブからもクラシックの勝ち馬が出ています。

クラブ以外で強い馬主

クラブ以外では、次の馬主の馬が複数回勝っています。

  • 金子真人ホールディングス:マカヒキ、ワグネリアン(ダービー)、ソダシ(阪神JF・桜花賞)、カムニャック(オークス)
  • ダノックス:ダノンプレミアム、ダノンファンタジー、ダノンザキッド、ダノンスコーピオン、ダノンデサイル
  • 前田晋二:コントレイル(ホープフルS・皐月賞・ダービー)

日本ダービーでは、クラブ以外の6勝のうち4勝がこの3つの馬主の馬です。クラブの馬が少ないのは、こうした大物の個人馬主が強いレースだからといえます。

POGでの使い方

ポイント

POGの期間のGⅠは、半分以上がクラブの馬。指名の軸にクラブの馬を多めに入れるのは、数字の上では理にかなっています。クラブの馬は募集のときにカタログや動画が公開されるので、情報が集めやすいのも利点です。

ただし、クラブの馬はデビューする頭数そのものも多いので、「クラブの馬なら勝ちやすい」とまでは言えません。今回数えたのは勝ち馬の内訳で、クラブの馬1頭あたりの勝ちやすさではない点に注意してください。

募集カタログで血統や馬体のどこを見ればよいかは、募集馬カタログの見方にまとめています。POGで気になる2歳戦の過去の結果は、今週のレースで毎週更新しています。

勝ち馬と馬主は、Wikipediaの各レースの歴代優勝馬の表をもとにしています(2026年10月30日確認)。

主なクラブの口数や費用を、勝負服つきで比べられます。

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