この記事のポイント
  • 入会金が無料のクラブなら、最初に払うお金は1口の出資金だけで済む
  • 口数の多い馬は1口が1万円台、40口の馬は100万円(総額4,000万円の場合)になる
  • 月会費は、クラブによって数百円から3,300円まで差がある
  • 維持費は「1頭の維持費を口数で割った額」。口数が多いほど安いが、賞金の取り分も小さくなる

「一口馬主は何十万円もかかる」と思われがちですが、クラブと馬を選べば、1口1万円ほどで始められることもあります。この記事では、始めるときに払うお金と、毎月かかるお金を、4つのクラブの公式資料にある金額で比べます。

最初に払うお金と毎月のお金

一口馬主のお金は、払うタイミングで2つに分けると、わかりやすくなります。

このほかに、保険料が年に1回かかります。維持費は、馬を育てて走らせる費用(育成費、厩舎の預託料、治療費、輸送費など)にあたるお金で、出資者が口数に応じて負担します。くわしい内訳は一口馬主の費用の記事にまとめています。

4つのクラブで比べる

各クラブの公式サイトにある、2026年度募集の金額です。1口の出資金は、募集総額を口数で割った金額で、馬によって違います。ここでは、募集総額4,000万円の馬を例にしています。

クラブ(例の口数)入会金月会費維持費1口の出資金
DMMバヌーシー(4,000口)無料880円
(上限3,520円)
月175円10,000円
広尾サラブレッド倶楽部(2,000口)無料770円〜
3,300円
月300円20,000円
キャロットクラブ(400口)22,000円3,300円毎月変わる100,000円
サンデーサラブレッドクラブ(40口)33,000円3,300円初回金25,000円
+毎月の実費
1,000,000円

DMMバヌーシーの月会費は1口あたり880円で、4口分の3,520円が上限です。維持費は、募集口数ごとに決まった額で、運用を始める前の月までは無料です(4,000口募集の例)。広尾の月会費は会員ランクで変わり、維持費は1頭あたり月60万円を口数で割った額です。サンデーの維持費は、2歳の1月から負担し、初回金(1口25,000円、引退時に精算)のあと、毎月の実費を払います。キャロットの月会費は、出資した頭数や口数にかかわらず毎月3,300円で、維持費は毎月変わります。

これを足すと、始めるときの金額と、毎月の金額が見えてきます。

  • DMMバヌーシー:最初に10,000円。運用が始まってからは、月会費880円と維持費175円で、毎月1,055円
  • 広尾:最初に20,000円。毎月は、いちばん安い会員ランクで770円と維持費300円の、1,070円
  • キャロット:最初に122,000円(入会金22,000円+出資金100,000円)。毎月は3,300円に、変わる維持費がかかる
  • サンデー:最初に1,033,000円(入会金33,000円+出資金1,000,000円)。毎月は3,300円に、毎月の実費の維持費がかかる

同じ4,000万円の馬でも、口数が少ないほど、1口の金額が大きくなります。サンデーのように40口で募集するクラブは、始めるときの金額が大きく変わります。

いちばん安く始めるなら

始めるときの金額を抑えたいなら、次の2つを見てください。

  • 入会金が無料のクラブ:DMMバヌーシー、広尾サラブレッド倶楽部、YGGオーナーズクラブ、京都サラブレッドクラブ
  • 口数が多い馬:口数が多いほど、1口の出資金も維持費も小さくなる

月会費は、クラブによって差があります。京都サラブレッドクラブは、会員の種類によって月550円(ベーシック500会員。出資できる馬に条件があります)、1,100円、1,650円、5,500円です。広尾は770円(ビギナー会員)から、DMMバヌーシーは880円からです。ノルマンディーオーナーズクラブは1,650円、インゼルサラブレッドクラブは1,980円からです。大手の3,300円と比べると安めです。

各クラブの入会金・月会費は、クラブ比較で並べて見られます。

見落としやすいポイント

少額のクラブでも、人気の馬は抽選になることがあります。「出資したい」と思ってから、すぐに出資できるとは限りません。抽選の仕組みは抽選・実績・母馬優先の記事で説明しています。

安く始めると、取り分も小さい

賞金の取り分は、口数に反比例します。同じ賞金なら、4,000口の1口は、400口の1口の10分の1、40口の1口の100分の1です。賞金1,000万円を稼いだ場合に、クラブの手数料などを引く前の1口あたりの金額は、次のとおりです。

口数1口あたり(手数料などを引く前)
4,000口2,500円
400口25,000円
40口250,000円

少額で始めるクラブは、損も小さい代わりに、勝ったときの喜びも小さくなります。「まずは雰囲気を知りたい」という人には向いていますが、「元を取りたい」と考えるなら、損益シミュレーターで必要な賞金を計算してみてください。40口と400口の違いは、40口と400口はどっちが得?でも比べています。

予算の決め方

最後に、予算を決めるときの考え方です。

  1. 1年間に使える額を決める:出資金だけでなく、月会費と維持費、保険料も含めて考えます。
  2. 戻ってこない前提で考える:出資金が全額戻る保証はありません。リスクの記事も読んでおくと安心です。
  3. 1頭目は小さく始める:口数が多いクラブで1口から始め、慣れてから増やす人も多いです。

はじめての人は、一口馬主の始め方で、入会から出資までの流れも確認してください。

金額は、各クラブの公式サイト(2026年10月に確認)にある2026年度募集の情報です。募集の年度や馬によって変わるので、出資の前に、必ずクラブの募集資料で確認してください。

自分の条件で、いくらかかるか計算してみましょう。

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