この記事のポイント
  • JRAの種牡馬リーディング、2025年(1年間)の上位20頭と、直近10年(2016〜2025年)の1〜5位
  • 2025年の1位はキズナで、産駒の賞金は44.0億円。2位ロードカナロア(40.2億円)、3位キタサンブラック(27.3億円)が続く
  • 1位はディープインパクトが2016〜2022年の7年連続、2023年がドゥラメンテ、2024年・2025年がキズナ

募集馬を見るとき、父の名前は必ず目に入ります。その種牡馬の産駒が、日本の競馬でどれくらい稼いでいるのかを、JRAの種牡馬リーディングの数字でまとめました。意見や評価ではなく、公式のデータだけを並べています。

2025年の上位20頭

表は横にスクロールできます

順位・種牡馬(生年)賞金出走頭数勝馬頭数勝馬率1頭平均賞金
1 キズナ(2010年)44.0億円34112837.5%1,291万円
2 ロードカナロア(2008年)40.2億円32610431.9%1,234万円
3 キタサンブラック(2012年)27.3億円2086129.3%1,310万円
4 ドゥラメンテ(2012年)26.9億円2025627.7%1,334万円
5 エピファネイア(2010年)25.1億円3159530.2%798万円
6 リオンディーズ(2013年)21.0億円2045125.0%1,029万円
7 ドレフォン(2013年)20.6億円2547027.6%811万円
8 リアルスティール(2012年)16.9億円2226629.7%763万円
9 モーリス(2011年)16.5億円2576625.7%641万円
10 レイデオロ(2014年)15.5億円1914925.7%812万円
11 ルーラーシップ(2007年)15.0億円1923518.2%780万円
12 ゴールドシップ(2009年)14.2億円1613119.3%881万円
13 サートゥルナーリア(2016年)13.5億円1985728.8%681万円
14 シルバーステート(2013年)11.7億円2004020.0%587万円
15 ブリックスアンドモルタル(2014年)10.9億円1974924.9%552万円
16 サトノダイヤモンド(2013年)10.5億円1834021.9%572万円
17 ミッキーアイル(2011年)10.2億円1613320.5%633万円
18 ディープインパクト(2002年)9.7億円581119.0%1,665万円
19 シニスターミニスター(2003年)9.6億円1394129.5%692万円
20 ハーツクライ(2001年)9.5億円892022.5%1,071万円

2025年12月28日現在の数字です。産駒の本会(JRA)以外に所属する馬を含め、JRAでの成績だけを集計しています。賞金は、JRAのレースで馬主に交付された本賞と付加賞の合計です。

表の見かた:賞金と、1頭平均・勝馬率

賞金の合計は、産駒の数が多いほど大きくなります。2025年の1位のキズナは341頭が出走していて、20位のハーツクライの89頭の約3.8倍です。種牡馬の「強さ」を比べるときは、賞金の合計に加えて、次の2つも見ると違いがわかります。

  • 1頭平均賞金:賞金を出走頭数で割った額です。上位20頭では、ディープインパクトの1,665万円が最も高く、ドゥラメンテ(1,334万円)、キタサンブラック(1,310万円)、キズナ(1,291万円)が続きます。ディープインパクトは2025年に出走した産駒が58頭と少なく、賞金の合計では18位でしたが、1頭あたりでは最も稼いでいます
  • 勝馬率:出走した馬のうち、勝った馬の割合です。上位20頭ではキズナの37.5%が最高で、ロードカナロア(31.9%)、エピファネイア(30.2%)が続きます

たとえば、キタサンブラックとドゥラメンテは、出走頭数がキズナの約6割なのに、1頭平均賞金ではキズナを上回っています。募集馬を見るときは、父の賞金の順位だけでなく、産駒の数と、1頭あたりの成績も見ておくと、数字に振り回されにくくなります。馬選びの考え方は一口馬主の馬の選び方、血統表の読み方は募集馬の血統の見方で説明しています。

直近10年の1〜5位

年1位2位3位4位5位
2025キズナロードカナロアキタサンブラックドゥラメンテエピファネイア
2024キズナロードカナロアエピファネイアドゥラメンテハーツクライ
2023ドゥラメンテロードカナロアディープインパクトキズナハーツクライ
2022ディープインパクトロードカナロアハーツクライキズナドゥラメンテ
2021ディープインパクトロードカナロアハーツクライキズナキングカメハメハ
2020ディープインパクトロードカナロアハーツクライオルフェーヴルキングカメハメハ
2019ディープインパクトハーツクライロードカナロアステイゴールドルーラーシップ
2018ディープインパクトキングカメハメハハーツクライステイゴールドハービンジャー
2017ディープインパクトキングカメハメハステイゴールドハーツクライダイワメジャー
2016ディープインパクトキングカメハメハダイワメジャーハーツクライステイゴールド
  • 1位:ディープインパクトが7回(2016年・2017年・2018年・2019年・2020年・2021年・2022年)、キズナが2回(2024年・2025年)、ドゥラメンテが1回(2023年)です。ディープインパクトの1位の賞金は、2016年の73.7億円、2020年の79.5億円など、2021年まで6年連続で50億円を超えました
  • 2位:ロードカナロアが2020年から6年連続で2位です
  • 5位以内の常連:ハーツクライは、10年のうち9回で5位以内に入っています

2歳戦の種牡馬リーディング

2歳の馬だけを集計した、2歳戦のリーディングもあります。POGで指名する2歳馬の父を探すときの目安になります。2026年は、10月26日現在の上位10頭です。

順位・種牡馬(生年)賞金出走頭数勝馬頭数勝馬率
1 エフフォーリア(2018年)2.9億円531630.2%
2 サートゥルナーリア(2016年)2.0億円551425.5%
3 コントレイル(2017年)1.9億円531324.5%
4 シスキン(2017年)1.8億円25936.0%
5 シルバーステート(2013年)1.6億円341338.2%
6 キズナ(2010年)1.6億円411536.6%
7 モーリス(2011年)1.6億円431125.6%
8 エピファネイア(2010年)1.5億円361130.6%
9 キタサンブラック(2012年)1.3億円47919.1%
10 サリオス(2017年)1.3億円44818.2%

2026年の2歳戦は、まだシーズンの途中です。2歳戦の1年間の上位3頭は、2023年がキズナ・エピファネイア・スワーヴリチャード、2024年がキズナ・エピファネイア・モーリス、2025年がエピファネイア・サートゥルナーリア・キズナでした。

POGの目線で

2歳の新馬戦や未勝利戦は、POGのポイントが大きい時期です。父の2歳戦の成績が良くても、その産駒がすべて早く走るとは限りません。指名の考え方は、POGの指名の選び方にまとめています。

順位・賞金・出走頭数・勝馬頭数・勝馬率・1頭平均賞金は、JRA公式サイトの「種牡馬リーディング」(賞金順)によります(2026年11月2日確認)。2016〜2025年は各年の最終集計(12月25〜28日現在)、2026年の2歳戦は2026年10月26日現在です。

馬選びの記事も、順番にまとめています。

馬の選び方へ